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―\*薔*薇*色*―\
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作詞 らいおんハート |
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咲かぬ花は要らぬ、そう申\した貴方。
便りが途絶えた、あの橋を未だ覚えて居られるか?
あの大きな掌,私(わたくし)を包んだあの温もり
でも もう私は思い出したくは無い
雪降る夜の紅い薔薇を唇に添えた
黒い雲渦巻く嫉妬は現在(いま)も尚。
花が散り去る哀しみの音
一生の一番大事な時にだけ
蒼い涙は瞳から零れ堕ちる
中途半端に満ち欠けた月を見上げた
省みる余裕は今も勿論ないだろう、夜明けまで
あの快い風はもう,私を吹かせてはくれないであろう。
だから 此れからは独り桜(はな)を観る
嗚呼 秋冷の候、如何で御座いましょうか?
あと少しで温(ぬく)い春の風が訪れましょう。
花が実る季節までこの想い
隠して置くべきか迷い眩む
紅い薔薇はひらりらり、堕ちる
雪降る夜の紅い薔薇
真っ白に染まる道端
唇に残る痕は 貴方の存在を示し
頬に残る香りは 貴方の香りです
嗚呼 春の候、如何で御座いましょうか?
もうすぐ桜(はな)が咲き誇る
紅薔薇はもうすぐひらりらり、堕ちる
誰かの悲鳴(こえ)
聴こえず知らずに
戻れない迷宮に彷徨う
貴方の愛の言の葉が何時(いつ)も聴こえない
嗚呼 愛の候、如何で御座いましょうか?
雪降る夜の紅い薔薇を唇に添えた
一生に一番大事な時にだけ
蒼い涙が瞳から零れ堕ちる。
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