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歯車と翼の歌
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作詞 わっく |
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澄んでいるようでよどんだ空気が
町の上空に広がっていく
あれって悪意の塊なのかな、なんて
ふざけたりしながら歩いていく
いつからか大人になることさえ
怖いと思わなくなっていた
麻痺した手足の感覚
開け放たれた籠の入り口
今は何とも思わなくなってた
それが自然なことになってしまっていた
濁ってるようで綺麗な瞳に
僕の住んでた世界を見てた
意味さえ持てない壊れた言葉の奏でる
無機質な音楽に耳傾けた
いつからか歯車になることが
当たり前の事に思えてきた
擦り切れた僕の感情
開けっ放しの心の鍵
今は痛みも治まっちまった
それが何よりも悲しく思えた
少し外に出てみよう
少し羽根を広げてみよう
そう思って立ち上がったら
もう翼は無くなってしまっていた
泣いてもそれは
もう戻らない
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