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亡者
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| 作詞 ちくおんＥ太郎 |
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オレがこの世に生まれたのは もう何千年も昔のこと
ダビテの王の最後の時や ギロチン台の王妃も見てきた
いつの時代も皆はオレを 好奇と羨望の目でみていた
闇の中でも暗躍し 爪の先まで使われるオレ
時にはオレは冒険もしてきた 中世のごろつきの船に乗って
希望と光の大陸の中で 破壊と殺戮が猛威をふるった
どん欲なゴスパニアの首謀者どもは 密林の奥までオレを求めた
ブタを着飾る野蛮な趣味には オレはつきあわないことにした
オレは絶えず満足を与えた 奴ら自身のエゴのために
見栄を気にする公爵夫人は 夢のようなドレスアップ
独裁気取りのアラブの王には とびきり豪勢なハーレムを作った
自由自在に動かすやつら 今度は何が望みなんだ？
Ｍｏｎｅｙ Ｍｏｎｅｙ みんな手放せないんだ
Ｍｏｎｅｙ Ｍｏｎｅｙ みんな手放せないんだ
Ｍｏｎｅｙ Ｍｏｎｅｙ 足はもつれ合い
Ｍｏｎｅｙ Ｍｏｎｅｙ 自然と手が伸びる （＊）
何でも食いつぶす今の時代 奴らはますます太っていった
腹の底から笑っている あの連中には理性は無いようだ
どんなに周りが叫んでみても 止めることはできないらしい
第三世界の死の警告は ハゲタカと共に消えていった
黒い大きなトランクの中に オレは仲間と待っていた
新たな主人がふたを開けて 薄らにやけた笑みを浮かべた
やがて事態が急変して 白日のもとにさらされると
疑惑の主人は行方をくらまし オレはワイロという語を覚えた
最初の争いが勃発した時 オレ達は世界にばらまかれた
政治家が動くその裏では たえずオレの存在があった
今まで述べてきたとおり 以上がオレの経歴だ
煮るなり焼くなりどう使おうと あとはあんたの自由次第だ
（＊）繰り返し
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