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キミの笑った表情(かお)
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作詞 ハンターの王 |
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悔しさと切なさが満ち溢れてキミの笑顔を真似た
作り笑いもヘタクソでどこかぎこちないキミの笑顔
またねなんて手を振って笑いながら走るキミ
夕方の歩道橋の上 行き交う車が悲鳴をあげる
ヒトが宙を舞う ボクの目の前で声がする
ボクが帰ったあとの惨事 今となってはあとの祭り
どんな風に見つめたら その目をあけて微笑んでくれるの
昨日の威勢で笑いかけてよ 晴れ女の顔が滲んだ
いつも見ていたその笑顔
だけどあの日の悲しい言葉
耳から離れなくて
肩に乗った桜の花弁に春を感じた 麦藁帽子の影に夏を感じた
キミが拾った栗に秋を感じた 寒そうに吐く白い吐息に冬を感じた
キミと巡った季節の眺めに足を止めた 見上げても空は晴れていた
どんな風に見つめたら その目をあけて微笑んでくれるの
昨日の威勢で笑いかけてよ 晴れ女の顔が濡れた
全てを時間の中で見ることができたら 昨日の風の色も解ったよね
いつでもその手の温もりを感じられたよね
いつも見ていたその笑顔
だけどあの日の悲しい言葉
耳から離れなくて
途切れ途切れの言葉を思い起こせばそこにはキミが待ってるの
不自然な笑顔 照らし合わせたら鏡の向こうに現れるかい
また明日逢える気がして そっとその手を放した
またねと呟いた 最後の表情(かお)は綻んでた
その表情は潤んだ瞳に映えていた 昨日までのように
だけどあの日の悲しい言葉 耳から離れなくて
結んだキミの手に返信をして ボクも苦笑った
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