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偽善真実。
作詞 架月憂律
瞳を開けているのも精一杯の強がり。
もう何も感じないけれど 身体は冷えて行くばかりだけれど
手を離さないのも精一杯の我儘。
温かさと感情を感じて けれど温かな雨は拭えなくて。

触れた場所から伝わる体温 それは確かに温かで
伝えたい言葉も 全部伝え切れないまま・・・だけど

言ってなんか遣らない 笑ってなんてあげない
言う事なんて聴いたりしない ずっと心に閉じ込めて置くから・・
泣いたりせずにちゃんと見詰めて?
抱き締めてくれなくても良いから 呼吸が止まる、その時迄・・・

泪を流さないのも精一杯の強がり。
例えこんな時だって本心なんて悟らせたく無い。
勝っただなんて云わせてあげない 何時だって・・・

伝えて欲しい言葉も 話して欲しかった過去今迄<コト>も
未だ全部聞かずに居るのに別れは来るから ・・・それでも。

言ってなんてあげない 聴かせてなんかやらない
誰にも言い残したりしない。 それは遺言になってしまうから・・・
抱き締めたりしなくて良い 偽善者<テンシ>になんて成りたくは無い
真実だけを口にして居たい だから心に閉じ込めて置くから・・・

最期迄演じさせて 強がりで我儘な私を。

言ってなんかやらない 云ってなんか遣らない。
ずっと心に閉じ込めて置くの。
「     」なんて偽善の真実は。

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公開日 2003/06/02
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コメント 架月憂律です。今回は初めての投稿になります。例え別れ際でも強がる女性を描いた詩です。読んで頂けるととても嬉しいです、宜しくお願いします。
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