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錆び付いたオレンジ
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作詞 マサ |
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場末の酒場の隅っこの席
グラス傾ける老人曰く
「汝よ、生きる難しさを知れ」
右から左へ聞き流してた
その言葉がどれだけ大切だったか
気付いた時には全て崩れ始めていた
錆び付いたオレンジかじって アクセル踏み込んだ
不規則な秒針の音に 歪みを感じてる
伸ばした手は空を切った
広げた空想ストーリーから
差し込んだ光に目をやられた
「逃げ道なんか何処にもない」って
判っていたけど打ちのめされて
カプセルには夢を沢山入れてみたけど
気付けば開け方なんて忘れてしまってた
錆び付いたオレンジかじって アクセル踏み込めば
どこもかしこも泥だらけで 洗い流す術も
持たない手は千切れそうだ
錆び付いたオレンジかじって アクセル踏み込んだ
スピーカー揺らした雑音 止め方も判らず
痺れた手は空を切った
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