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大きな夜
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作詞 楊太 |
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疲れ果てた。
そう言ってあたしは目を閉じた
あたしが起こした革命は
いともたやすく滅ぼされ
無理だったのよと
肩をたたく腕払いのけ
はしった
あたしははしった
じゃあどうすればよかったの
(不満たらたらの民衆)
あの時あなたを刺せばよかった?
(汗だくだくの王サマ)
夜の闇は重く 流した血潮渦巻き
赤い亀裂 黄色の閃光
迸って雲間に千切れた
さまよっていた 愛が
さまよって、夜に抱かれた
焼き尽くせばよかったの
(陽炎ゆらゆら集落)
あの時確かに見たのよ
(消えゆく導、あたしの道標)
指の先から
砂のように崩れた
指標は脆く なくした時間くちづけ
強い嵐 お空は高く
空回って水鏡に解けた
しがみついてた 罪が
しがみついて、
うでをはなして、
おおきな 大きな夜に
とびついた
とびついて 抱かれた
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