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Da・天使
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作詞 ききょう |
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この世界は裏と表\があり
裏の存在の俺と
表\の存在の君
そうして今の世界がある
表\の君が微笑むと世界は開き
裏の俺が微笑むと世界は閉まる
扉は硬く閉じられる
君が空を舞う天使で
俺は血を這う堕天使だけど
君を愛しても許されるのだろうか
許されるのであれば俺は君に伝えたい
「愛してる」と・・・
それは許されることではないことが誰もが知っている
俺は下界に落とされた堕天使で
君は神の使者として天界にいる天使
たとえるならば俺と君は対立している国の王子と姫君
こんな“愛”は許されるはずはない
この世界には天界と下界があり
天界にすむ君と
下界にすむ俺
そうやってバランスをとっている
俺が人を詩へ導くと
君は新しい生命(いのち)を生みだす
俺は“死神”君は“神”のような存在になる
俺と君は違う 違いすぎる
俺は天界へ行くことは許されない
だったら君を下界(ここ)へつれてくればいい
思いは募るばかりで心は満たされない
ただ 君に触れてみたい
君は俺に触れるだけでひどく傷つく
ならば君の手を血で染めるしかない
俺を愛しているのなら君の手を自ら血で染めてくれ
今のままでは触れることすら愛することも許されない
お願いだから天界から降りて俺のもとに・・・
手を染めた君は天界にいることは許されない
そして俺の目の前に現れた
肌は雪のように白く冷たい
それでもかすかにぬくもりは感じられ
緑色の瞳はくすんだ緑に
そして翼は黒真珠のように真っ黒だった
俺は彼女の姿を見て涙を流した
彼女は下界にある存在ではなく
天界にいるべき存在だったと
彼女は涙を流しながら優しく微笑んだ
彼女の笑顔は天界にいるときと変わってはいなかった
これですべてが満たされるはずだった俺は
間違っていのか その答えはわからない
ただわかっているのは
二人の間に障害はなくなったということだけ・・・
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