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ふわりと僕は空を飛んだ
作詞 JINRO
 ふわりと僕は空を飛んだ。
 殴られてばかりだ。
 打ちつけられた。
 心の僕は、毎日を途方にくれていた。
 ふわりと僕が、空を飛んだ。
 笑われてばかりだ。
 切りつけられた。
 泣けない僕が、毎日を笑い続けていた。
 震える足が呟いた。
 僕はしっかり立てるって。
 震える僕は、そんな言葉なんて信じられやしない。
 いつか終わりはくるよって、そうだ、ガマンすれば良いさ。
 そう言いながら、騙し騙して、過ごしていた。
 壊れた心を動かすように、強く殴られてしまえば、テレビみたいに僕は動くはず。
 砂嵐が胸を過ぎって、それもすぐに忘れてしまう。
 ふわり、、、と僕は空を飛んだ。
 いつか終わった日には足の震えも止むだろう、そして代わりに震えた口が呟いた。
 逃げて、また始まる日が来てしまう前に。
 だけど今は、僕は立っている。
 背負っているものがあるから、その重みが僕を支える。
 もう僕は空は飛べない。
 かかとは地面に張り付いた。
 震える足がやっと、笑った。

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公開日 2005/08/03
ジャンル
カテゴリ 絖∞羇
コメント  軽すぎて飛んでしまいそうだった自分へ。
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