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チケットアウト
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作詞 空繰技師 |
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南風が澱む路地裏アパートの住人
破れた垣根で囲まれた世界
空気の重さを否定するように
あの青空はどこまでも美しい
濁った意識はそのまま沈めば良い
脇道寄りの賑やかな墓地に
心を埋めたら緩やかに目を塞いで
そしたら何処にでもいけると思った
愛憎渦巻き 否定にさえ頷き
不必要ばっかり It\'a beautiful world
うたた寝で無効になった一切れの乗車券を
ゴミ箱に捨てる行動 それすら躊躇ってんだ
水晶体に染み渡る夕日は寝起きの合図
これから夜が来る 何一つ終わらなきゃいいのに
風見鶏が回ってる あれは永遠だきっと
ポケットに鍵が一つ 叩けば二つ
思い出したのは誰かの溜息
憶測で診断した相対の環境に
愛想を尽かしても疲れた笑みを
捧げる掲げる唯一の武器の様に
大したことはない It\'s a brain dead
どこから失ったのか少年時代の感性
「あの空は綺麗だった」あえて口にしてみた
延滞料金切れてる証明書を探して
今はもう取り返しつかない場所に帰るんだ
同じ映画を眺めてる くだらなくてもずっと
うたた寝で有効にした敗北する権利
道端で拾う仕草どうせ最初からそうだ
何もかも失っていて欲望に塗れていた
(あの空も汚れていた)だから口ずさんでみた
前頭葉から剥離する現実は睡眠時間
これから朝を迎えるリアルが沈む
中身の無い鞄を返却ポストに落としたら
帰り道が消えていてもう元には戻れない
擦り切れた映画で観た あのシーンに登場した
風見鶏が回ってた くだらなくてもずっと
これは夢の続き 早く終わればいいのに
それは永遠だ きっと
それが永遠だ きっと
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