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さようなら、黒いアーモンド。
作詞 北 of mediocre 〜北のぼんくら〜
溢れ出したお湯の勢いに 君はとても困っていて
白い瀬戸物の付け根に やっとの思いで辿り着いた
いつもよりもよろけた仕草で 濡れた下を君は歩き
白い壁を登って 上まで辿り着いたんだ

細い足場を滑りながら そのとき突然
足を引っかける事も出来ずに 君はお湯に落ちた

必死にもがく君を哀れに想ったけど
弱り果てた君を助けようとしなかった
まるで僕があの頃 小学生のプールで沈められた
もがく姿のようだった…

とても熱いお湯の中で 君は突然動かなくなった
足を縮めて静かに ゆっくり回っていた

もう捨てても構\わない 汚れて濡れた割り箸で
君を摘み上げようと 先を潜らせた
なおかつ抵抗をする君は 静かに静かに沈んでいった
まるでタイタニックの あのジャックのように…

底に沈んだ君を悲しく思っても もう入れなくなった
矛盾さと苛立ちが僕の心を ひどく悲しませる

必死にもがいていた君を助ける気持ちがあったら
君は死なずにすんで僕はまたお湯に浸かれた
とても綺麗なお湯が湯気をたてていた
僕の頭はシャボンだらけ僕のほうが汚れていた

次の朝冷めたお湯の水面に 君が浮かんでいて
桶ですくい上げ瀬戸物の中へ 僕は静かに流した
何度も冷めたお湯で 流しているうちに
君の体はだんだん 崩れていった

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公開日 2005/08/03
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コメント 世間の「嫌」と言う言葉だけで、僕は彼を凄く嫌いになってしまった。言葉に踊らされただけで、彼を嫌いになるのはいけないと思った。彼の事をもっと知れば嫌じゃなくなるのではないかな?って。
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