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眩しさ
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作詞 四月一日 |
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海と空の境界線から
眩しい 人の希望が見えるよ
白い砂を鳴らして僕は
眩しい 光の雨を浴びている
固く閉じた瞼の奥に
ひとつ 失くした物を見つけた
随分昔の思い出だけど
ひとつ 大事な物を見つけた
「もう少しだけでいい 眺めていたい」と
願うけど
「今を駆けるお前に必要ないだろう?」と
誰の声?
変わる「今」が押し寄せてくる
可愛い笑顔塗りつぶされる
頭の中をよぎる貴女の名前も分からない
雲と雲の間の空から
眩しい 人の希望が見えるよ
波の音に揺られる僕は
眩しい 現実に呑み込まれる
続く「今」が降りそそいでいる
悲しい涙溶け込んでいく
頭の中をよぎる貴女の想いも分からない
「忘れないでいてね 消さないでいて」と
声がした
「逃げてばかりいて忘れたのは誰だ?」
僕だった
早い「今」を止めて振り向いた
優しい貴女やっと見つけた
腕を伸ばし触れぬ夢にすがり泣いている
海と空の境界線には
眩しい 人の希望が消えるよ
小さな花を海に流して
眩しい 空の貴女を想うよ
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