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はるか かなた
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作詞 はるか |
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君に昨日吐いた嘘について謝りたいと思う
二人の未来なんか考えちゃいないってことを
ホントは随分悩んだこともあるって言っとく
想像つかない時間の長さに目が回ってしまいそうなんだ
まるで ある夜のような不安だ
街の明かりを知る その時までは
こんな苦しい時間 知らないまま
言葉で埋められない 感情の隙間伝って
零れ落ちる ため息を
あてのない 流れ着いた先で 見る月と
そっと 重ねて みたり しようか
一体この人生が何度目かなんて知る由もない
一瞬先の未来にさえ僕らは戸惑っているよ
今日で地球が何度回ったかなんて知らなくていい
両手で数えるほどのことすらこなせないで居るから
気が遠くなるよ
気が遠くなるようだ
気が遠くなるよ
気が遠くなるようだ
例えば君の笑う時 僕も隣で笑えればいい
長い人生だ 時々は同じ夢も見よう
君の焼く甘いクッキーにいつ飽きるかなんて分からない
ただその時は 代わりにビスケットでもひとつ
何をものさしにして はかろうか
夢のような 現実のような
うたかたのような 海の底のような
知らぬ間に流れ続ける 時に惑わされて
捉えようもない疲れを
果てのない 旅の途中に 歌う歌で
そっと 慰めて みたり しようか
一体この宇宙が何度目かなんて知る由もない
たった十\億年前のことさえ 人は解けないでいるよ
この世で一番遠いとこなんて 僕らは知らなくてもいい
たった六畳一間の暮らしさえ 満足に作れないのだから
気が遠くなるよ
気が遠くなるようだ
気が遠くなるよ
気が遠くなるようだ
やがて縮んでゆく空間は僕らの存在を忘れて
チリひとつ残さず 混ぜこぜになって 次の宇宙に放たれる
そん時くらいは 君と 交ざれるかも知れないから
そん時くらいしか 賭けるときがないから
毎日毎晩すれ違う言葉ひとつ拾ってみても
僕が何千人かかっても解けない暗号のようだ
君への気持ちを その意味を心の中探ってみても
僕が何千年かかっても解けない化け学のようだ
気が遠くなるよ
気が遠くなるようだ
はいずりまわって 探して疲れて死んでゆくのもいい
まばたきひとつしないで過ごすのも決して間違いじゃないだろう
幸福なんて誰の心にも分かるもんじゃない
だからたまにゃ君への愛憎も本気で信じる
気が遠くなるよ
気が遠くなるようだ
気が遠くなるよ
気が遠くなるようだけど
あぁ 世界はこんなに広い イチイチ立ち止まっては
生きてゆけぬだろう 生きてゆけぬだろう
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