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朝霧に溶けゆく夢の欠片
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作詞 繭々 |
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・・君の夢を見た
朝の光は柔らかくて
透き通る蒼のセカイ
口をついて出た、君のお気に入りの歌
夢はあまりに儚く
朝霧に溶けて泡沫の浅瀬に辿り着き
全てを思い返す暇もなく消えてしまう
虚ろな眼をした君は明るい海の真ん中
どこまでも青い空を見上げて歌を口ずさんだ
海を自由に泳ぐ魚になれたのならば
君の所まで泳いで行く事が出来るでしょう
空を自由に飛ぶ鳥になれたのならば
波間を漂う君の姿を見つけられるでしょう
だけど
君を強く強く抱きしめて
「 」って伝える前に
夢は途切れてしまう
限りなく透明な蒼のセカイ
静かに降り出した雨のせいで
指先に触れた夢の欠片さえ流れてしまう
せめてこれだけは無くさないように
強く強く抱きしめて
雨が止むまでもう一度
君の夢を見る、少し泣きたい朝
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