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夏の始まり
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作詞 サラミ |
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その鏡の向こう側には昔の面影もない
眼鏡をかけてひげをはやした自分の顔がこっちを見ています。 誰もいないとこに帰ってくるのにはもう慣れっこだ。 白く曇った窓ガラスを拭けば オレンジ色に染まった 夜の空。
いつのまに朝になっていた時の様なけだるさを毎日毎日抱えたままで シャワーを浴びて目を覚ます。 だけど授業中まぶたが重たい。 あぁ こんな毎日が僕という人間を染め抜いていきます。
夢が近づいて まだ先の事と思ってたのに
信頼その他僕に巻きついてくる。
うれしさもあるけど 何かが中途半端なままで
僕の背をトントンと押していきます。
純粋という字を絵に描いたような子供だったとでもいうのか。 只何も知らないだけなんだ 何も知らないからあんなにキレイに笑う。 どうして僕ら知ってしまうんだろう 憎しみねたみ悲しみを 強くなんてないのに。 考えたって分からない とりあえず生き抜くだけなんです。
たった一瞬で終わる快楽に金を払い 終わった後にその行為をした自分がなんだかすごくすごく嫌になるのです。 それでもとりあえず明日に微かな希望の灯をともし 目覚ましをセットする。 とりあえず生きていくのです。
夢がかすんで 夢を見失いそうになって
僕はまたあの歌を歌いだす。
夢が近づいて こんなにも近くに来たのに
僕はまたあの歌を歌いだす。
さらば春の日よ 桜はもう散っていました。
僕の命これから暑く燃える。
春の日を想って 泣くのはもうやめにしようぜ。
とりあえず生きていくのです。
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