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子供と大人の間
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作詞 D |
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ドロだらけになって遊べたあの頃は
おしゃれな服も 高価なアクセも
大人びたお化粧も 何もなかった
でも 大声を上げて泣くことは出来た
高いところに手が届かなかったあの頃は
お父さんのパソコンにも お母さんの台所にも
お兄さんのプラモデルにも 触れられなかった
でも 足元に芽吹く小さな生命に肌で触れられた
今は背も伸び 視点も高く
ましてやドロに汚れたりはしない
泣くときには声を殺して
平気な顔で雑草を踏み荒らす
太陽は眩しすぎて刺すようにあつく
肌を焦がす彼の姿を
私はいつから嫌いになったの?
塗りたくられたクリームの不快感に
私はいつから慣れてしまったの?
いつか帰れるのだろうか
純真だったあの頃に
いつか帰れるのだろうか
まだ日差しが好きだったあの頃に
私を傷つける刃なんて どこにもなかったから
あなたを傷つける刃なんて 探しもしなかった
私を純粋に好きでいてくれたから
あなたを純粋に好きでいられた
おかえりなさい ただいま
ただいま ただいま おかえりなさい
泥んこで泣き虫の私が手を振る
おかえりなさい ただいま
ただいま ただいま おかえりなさい
紅茶みたいに気取った私の姿にサヨナラ
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