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sea
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作詞 茉田 |
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溜め息はまるで雲のように
痛いくらいに雫うちつける
掠れてる誰かの叫びは消え
影だけが土に飲み込まれた
繰り返す 似たような夢は
幼い日に経験したことなの
触れたくて腕を広げたけれど
指先丸めたまま 目を伏せたよ
触れることさえも許されないの
そんなのわかってたのにどうして
傷にあてたのは 包帯じゃなくて剃刀
吸い込むと咽る甘い烟
肌に刻まれるやわらかな思い出
濁ってる誰かの涙が川を這い
やがて海を汚していく
思い出す 約束の場所は
大人になって壊してしまった
触れたくて腕を広げたけれど
指先丸めたまま 目を伏せたよ
触れることさえも許されないの
そんなのわかってたのにどうして
暴れだすのは この中にあるただの雌
溺れたいから海に突き落として
沈みたいから鉛を降らせて
濁ってる私の涙は川をのぼるわ
あなたのもとへたどり着く頃
触れたくて腕を広げたけれど
指先丸めたまま 目を伏せたよ
触れることさえも許されないの
そんなのわかってるから
わかってるから
暴れだすのは この中にあるただの雌
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