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昔の自分に戻った瞬間
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作詞 魔術師 |
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本当は知ってたんだ
ヒトカケラの置き忘れさえもなく
君のキモチは知ってたんだ
でも君は
簡単に僕を置いていった
いきなり消えた君と彼女
置いていかれた僕
置き去りにされた僕
君は僕のキモチなんか考えてなかった
君には僕のキモチが届かなかった
一番分かってくれてると思ってた
君と彼女が一番知ってると思ってた
ホントはちっとも届いてなかったんだね
僕は裏切られた思いで
静寂な処から足早に去ってしまいたかった
つらかった
つらかった
つらかった
突然掴まれた腕さえも振り解いて
そのまま消えてしまいたかった
君の寂しい想いだけ抱えて
命さえ捨ててしまいたかった
この世界から
すぐに去ってしまいたかった
僕は分かったんだ
僕のキモチは永遠に君には届かないこと
置いていかれた僕のキモチは
君にはこれっぽっちも分かりはしないだろう
君は知らない
彼女も知らない
置いていかれた僕のキモチなんて
誰も知らない
走って帰った彼も
自転車で先に帰った彼も
コルネットを持った彼女も
歌を歌いながら帰った彼女も
僕の腕を掴んだ君も
例えようのないこのキモチが
襲い掛かる恐ろしいキモチが
独りにされた孤独なキモチが
置いてけぼりの寂しいキモチが
誰かに分かるわけがない
ましてや僕を置いていった君や彼女に
僕のキモチが伝わるはずがないよね
僕がどうかしてたんだ
君を信じ、彼女を信じ、
君と彼女を狂うほど愛した僕が
愛したあまりに壊れそうな僕が
信じたことが間違いだったのか?
愛したことが命取りだったのか?
君は良かったのかもしれない
涙を流して寂しさを感じて
僕を置いていった君は
彼女は良かったかもしれない
一人になれて静かな場所にいて
僕らを置いていった彼女は
だけど
僕らは何なんだ?
ああもう
たくさんだ
誰かのために
誰かのせいで
僕は幸せだったのに
僕は嬉しかったのに
皆をずっと愛していたのに
君達をずっと愛しているのに
それがこんなにも
苦しいなんて
痛いよ
偽りの友情なら思わせぶりにしないで
裏切るだけなら
愛してるなんて言わないで
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