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空しい歌
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作詞 白江駿介 |
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昔 彼はこう聞いた
「君の名前は何なの?」と
しかし彼女は下を向く
私は名前を持たないと
広がる草原の真ん中
雲一つない青い空
そこに彼女は居なかった
少なくとも彼の中には
(※)破ってしまった地図(ミチ)を繋げて何処へ行きたいの?
壊れてしまった時計(トキ)を直すのは君だよ
そして彼はこう聞いた
「君は何が欲しいの?」と
しかし彼女は黙り込む
私は何もいらないと
聳え立つ巨大な山に
雲で覆われた霞む空
そこに彼女は居なかった
少なくとも彼の中には
砕けてしまった身体(イミ)を捨ててどうするつもりなの?
失くしてしまった心(アイ)を捜すのも君だよ
※
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