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拝啓 愛しきあなたへ
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作詞 豊川朱音 |
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「拝啓 愛しきあなた」なんて
今さらずうずうしいかしら・・・?
手元にケータイもパソコンもそろってる
タイピング技術は並みの腕
でも今日は自分で書きたい気分が私を支配
可愛げのないスッとした字で
思いのたけを・・・
冷たい画面が渇いた気持ちを
余計に凍らせそうで・・・
書き出しにも困らされた
あなたをどんな風に呼べばいいのだろうか
いつもの呼び名はもう あの娘のものだから
「あなた」としか呼べないのよね
愛ある「あなた」じゃなくて
他人としての「愛しきあなた」・・・・
困ったな 書き終えたは良いけれど
切手を買い忘れてた
いつも口で伝えてたから
必要全然なかったもの
たった80円で「さよなら」伝わるんだね
赤いポスト 吸い込まれた
もう これで終わったんだ
「敬具 さよなら」で
別に返事 期待してなかった のに
7日後ポストに奇跡が入ってて・・・
書き出しいつもの私の名前
困りもせず書いたみたい
もう 私は気にも留められてないようね・・・
「じゃあね」それは会話の終わりでしょ?
ならば会って 言ってよ
「ごめん」って・・・
返事は書かないよ
「愛しい」あなたへは・・・。
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