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 見続けた 夢 
作詞 朱鷺祢
少しずつ 少しずつ 歩いてゆけば良いんだ
つまづいて 転んだって
立ち上がって 少しずつ 歩いてゆけば良いんだ

遠くの事にばかり目を向ける事しかしていなくて
近くにあるものに目を向けようともしなかった
遠くにあるもの全てが 綺麗だとばかり思って
近くにあるものに目を向けようともしなかった

いつか僕は言っていたね 
「君は変わり者だね」と 言っていたね

君は はにかむ様に笑いながら
「誉め言葉として受け取っておくよ」と 言っていたね

遠い空を見つめて 手を伸ばす
今なら解かる 今なら気付ける
届く事なんかないってこと 
触れることなど 出来ないこと

それでもあの時の僕は 瞳に輝きを宿しながら

『いつか届く』

偽りの事だと気付かずに 手を伸ばし続けた

ふと見渡すと 僕の周りには
誰も居ない事に気が付く
夢を見続けた僕の 痛んだ心
何も知らなかった僕の 痛んだ心


いつか僕は言っていたね
「君は変わり者だね」と 言っていたね

いつか君は言っていたね
「君のほうが変わり者だよ」と 言っていたね


立ち上がって 歩き出す 少しずつ
あの時から止まったままの僕の道程

今からで良い

少しずつ 少しずつ 歩いてゆけば良いんだ
つまづいて 転んだって
立ち上がって 少しずつ 歩いてゆけば良いんだ


僕の夢 叶う事は無いけれど
僕の心の中に 大切にしまっておく事にしよう

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公開日 2005/01/03
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コメント <大人になってもずっと 叶うことの無い夢…周りには誰も居なくなっていた……>  (多分)悲しい詩ではないと思います;見てもらえれば嬉しいです。
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