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ほこり
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作詞 からーぱーぷる |
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君の肩に付いた ほこりを僕が払った
それを見て君が笑った
わずかな風にも吹かれゆっくりと弧を描いて
落ちていく
音も無く床へと落ちていく
それを見ながら僕たちは笑った
やわらかな風 ゆっくりと舞い上がっていく
それすらもほこりは嫌いなの?
そんな事なんか僕は思ってもないくせに
君に言う
音も無くゆっくりと終わっていく
行方知りながら僕たちは笑った
隅に追いやられて ついに捨てられて
わずかな風にも浮かぶほど軽いの?
「君が必要なんだ」その言葉さえも しずかな風に
飛ばされていく
隅っこの方へ音も無く捨てられて忌み嫌われて
僕の瞳には君しか映ってないよ
見つめてから君が笑った
少し照れにも似ている瞳の意味を
君は嫌いなの?
少しだけゆっくり近づいて
それを見送って 僕たちはうなづいた
君と一緒に居て だけどつぶやいて
わずかな動きにも見とれるほど鈍いの?
「さよならまたいつか」その言葉だけが 静かな風に
乗り移っていく
隅っこのほうへ音も無くつぶやいて言葉にして
君は言った「聞こえないよ」その言葉さえも
飛ばされていく
君は言った「ありがとう」近づいてつぶやいて
捨てられて 飛んでいく
音も無く落ちていく ほこりのように
「聞こえないよ?」
「本当にありがとう」その言葉だけは どんな風にも
飛ばされないように
君に届く 大きく響く 強くなる―――
僕は強くなるよ
ほこりだけが飛んでいく
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