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異端の証
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作詞 スズナ |
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埋もれる世界は今 この手に
沈む意識は昔 この瞼に
君は特別だって言った
この深紅の瞳を
君は特別だって言った
君は好きだって言った
僕の笑顔を
君は好きだって言った
それだけで良かった
君が僕を見ていてくれるなら
それだけで良かったんだ
でも
君は異端だって言った
この血のような瞳を
君は異端だって言った
君は来ないでって言った
僕の笑顔が怖いから
君は来ないでって言った
それだけで良かったのに
君さえ居てくれれば
それだけで良かったんだよ
何故なの?
何故 僕を突き放すの?
君は泣きじゃくって
何一つ答えをくれなかった
僕は初めて泣いた
周りから罵られようと
君が居たから平気だった
なのに 君が居なくなったから
僕は初めて泣いた
君はごめんって言った
喉元にナイフを突きたてながら
君はごめんって…微笑みながら
君はごめんって…言った
君は掠れた声で
特別だって言ってくれて
好きだって言ってくれて
僕は幸せで
けれど君は
紅い涙 流して
僕を独りにした
埋もれる世界は今 この手に
指の間 すり抜けて
僕の全てを奪っていく
沈む意識は昔 この瞼に
君を失った悲しみに
心は悲鳴をあげていた
僕も命 尽きよう
君の居ない世界なんて
悲劇の舞台でしかないのだから
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