|
|
|
寒い夜のコーヒー
|
作詞 桜咲 鈴 |
|
寒い夜の日 かじかんだ手で
いつものようにコーヒーを淹れる
一人 静かな夜に
コーヒーが流れる音が響く
白い砂糖と一緒に
希望と幸せもふりかける
だけどコーヒーは甘くならない
苦いままの味が広がるだけ
たくさんふりかけても 苦いまま
その理由を僕は知っている
体が温まらない理由も
暗い翌朝 冷えきった手で
いつものようにカップを洗う
一人 静かな朝に
水が流れる音が響く
黒い希望と幸せは
水と一緒に流れていく
いつもこの光景を見ているだけで
惨めな気持ちが広がっていく
どうしてコーヒーと混ざらないのか
その理由を僕は知っている
朝がいつも暗い理由も
それは全て偽りだから
偽りの希望と幸せは
とけることなく 底にたまる
だから甘くなることはない
温まるわけがない
|
|
|