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黒い天使の哀しみ
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| 作詞 スズナ |
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生暖かな風 頬すり抜けて
闇に塗られた空へと
還ってゆく
心には痣
癒えないまま
少しずつ ゆっくりと
その漆黒に呑み込まれる…
硝子玉
コロコロと
破滅への道
転がって行く
闇に紛れた
黒い天使が
妖しく笑んで
手招き 繰り返す
其処は楽園か？
尋ねてみた
奴は微笑み
答えは無い
割れた硝子玉
キラキラと
白い肌
傷付けて行く
名も無き身
差し出す刹那
哀しく微笑む
黒い天使
其処は何だ？
尋ねてみた
奴は目を閉じ
微笑んだ
答えは今も
返ってこない
微笑み絶やさぬ
黒い天使
あの刹那の哀しみは何？
と 尋ねてみた
奴は微笑み失い
赤い涙
零し
＜哀れなその身に祝福を＞
天に見放された
黒い天使
神に祈って消えた
赤い硝子玉
コロコロと
破滅への道
転がってゆく
闇に紛れた
二人目の
黒い天使が
妖しく笑んで
手招き 繰り返す
生暖かな風 頬すり抜けて
闇に塗られた空へと
還ってゆく
心には痣
癒えないまま
少しずつ ゆっくりと
その漆黒に呑み込まれ
…そして
何もかもが無くなった
＜愛しき黒い天使よ 哀しき心に至福の時を＞
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