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焚き火前にて
作詞 薛邨 葵里
冷えきった両手を溜め息と一緒に焚き火の前に
「そこの寒がりの手を握ってやれよ」って
夕焼けの空に言われた気がして・・・

冷め切った心を溜め息なんかで表してみて
そこの寒がりの手を温めようかとその
小さめの手とか握ってみたりする

 哀しいとか退屈とかそんなことじゃなく
 ただその夢を失いそうな弱りかけの両手を
 この寒さと一緒に消したいだけで

  「ありがとう」よりも先に「ごめん」が
   出てくることを僕は知っているから
  「かまわない」なんかじゃなく「いいよ」と
   伝えてから始めようか

冷えきった両手と溜め息が一緒に焚き火の前で
「そんなオマエラはもう見てらんないよ」って
こっちに向けて言った気がしてる

 強がりならもういいから、それどこじゃないぞ
 駄々その両手差し出すだけ。弱りかけのそいつを
 この寒さごと暖めてやるから

  「ありがとう」の言葉には「ごめん」が
  含まれていて。僕は知ってしまった
  その言葉に潜んでる小さな
  その手に似た優しさを

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公開日 2004/10/03
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コメント ちょっとした経験の今の気持ちが入り混じっています。曲の方がもうほとんどできてて、歌詞の方があとからついてきた感じです。
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