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陽が落ちるとき僕は
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作詞 逢水高陽 |
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赤く染まった雲を
見ながら僕は
走っていた
自転車に乗って
いつもの場所まで
ベンチに体預け
僕はもう一度
空を見た
おやすみって言いながら
空は暗くなっていくんだっけ
こんなにも高く
大きな空へ
僕が歌った歌一つ
吸い込まれてゆく
夢をみていた
忘れたけれど
歌がまだ耳に
残っているんだ
夢から覚めたときは
もう僕は暗くなってた
座っているプラスチックは冷たくて
僕は立ち上がった
あとどれくらいだろう
僕の温もりが消えるまで
灯りはなんとなく暖かく見えて
僕は手をかざした
冷たさは良くわかるのに
暖かさって良くわからない
小さな太陽たちは
灯りに負けて
僕はその星たちにも敵わない
僕はいつになったら
『暖かい』って思ってもらえるようになるんだろ
誰かの 中で
どこまでも広く
限りない空へ
僕は鎮魂歌(レクイエム)を投げた
昨日の僕へ
消えた僕への
慰めを連れて
ここにいる僕は
新しい僕だ
こんなにも高く
大きな空へ
僕の心が
吸い込まれていく
夢をみていた
忘れたけれど
歌がまだ耳に
残っているんだ
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