|
|
|
転校
|
作詞 あさひ |
|
引っ越しとか絶対に俺にはありえへんと思ってて
「寂しくなるね」とか寒い台詞 絶対にナイと思ってた
「おばぁちゃんが急病でな
来週ひっこさなあかんねん」
おかんの突然な言葉に「嘘やん」返した俺
「おばあちゃんの世話しに行くんよ。学校には連絡でき てる、あとはみんなとお別れしといで」
そう優しく笑ったおかんは荷作りを始めた
あぁ、俺ホンマに引っ越すんや…気づいたのはその時
何が一番悲しいか なんか聞かれなくてもようわかる
ここまで一緒に過ごしてきたダチと
今までずっと好きだった人との別れ
「引っ越しても手紙かくんやから」
「うちらの事忘れんといてや」
「俺等友情永久不滅やから」
面白い事いって笑わしてくれはる人とか
いきなり泣き出して手につかへん人とか
お前はまっすぐ俺を見て何も言わず座っていた
「いきなりやけど俺ひっこすん」
どう返答するんかわからへんけどやっぱり最後はおまえ「知っとるよ」
区切れ区切れになる単語をつっぱねるから
やっぱり俺は叶わない恋してたんやなって実感した
「もう バイバイやね」
俺が笑ってそう言うとお前も笑って「バイバイ」言った
「俺な聞いてほしい事あんねん」
どっかの恋愛本に書いてあった
相手の目を見てまっすぐと、気持ちが届くように
「ずっと、好きやったよ」
笑って伝えた 伝えられた 今までありがとう
絶対に泣かない 絶対に一度も泣かへん
お前とは笑顔で別れる位しか想い出ないやん
最後までも格好いい俺で終わりたいんやから
「あたしもずっとす・・・」
途切れた合間にあんたの鳴き声が入って
何を言ってんのか聞こえへんかったけど
俺はもう、なんでもええと思った
もうやり残す事は無いと思った
ありがとう、さようなら
さいこうのダチたちへ
ありがとう、さようなら
好きだったあんたへ
俺等は両想いだったんやね。
|
|
|