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オトナ
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作詞 あおい |
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いつも何気なく歩く道を、
上を向きながら歩いてみる
高くそびえる都会のビルの隙間から、
青い空が見える。
僕が歩けば空も一緒についてくるけど、
暖かい冬の日差しが、ビルの影に隠れると、
そこだけ時間が止まっている。
冷たい風が狭い路地裏に、僕の体を誘い込む。、
遠い昔の記憶が僕の前に蘇る。
君を追いかけて、そのビルの陰で初めてキスをした。
僕の腕の中で、小さくうなずく君に、
もう一度キスをして、僕らは、ひとつになった。
あの頃は何ひとつ怖いものなんてなかった。
君が居れば、それで良かった。
君を思う心は誰にも負けたく無かったし、
今もそれは変わらないでいる。
人はたくさんの人を傷つけて、
大人になって行く、誰かが路上でさけんでた。
君は、そうだねと笑いながら、
僕の前から居なくなった。
大人になれない自分と早く大人になりたかった、
君との距離に気づかなかった。
あれから、時が経って、
みんなから、祝福されている君が居る、
きれいになった君に、おめでとうって、
挨拶をしたら、君は少し遠慮がちに、
ありがとうって答える。
いつも何気なく歩く道を
上を向きながら歩いている。
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