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オトナ
作詞 あおい
いつも何気なく歩く道を、
上を向きながら歩いてみる

高くそびえる都会のビルの隙間から、
青い空が見える。
僕が歩けば空も一緒についてくるけど、
暖かい冬の日差しが、ビルの影に隠れると、
そこだけ時間が止まっている。

冷たい風が狭い路地裏に、僕の体を誘い込む。、
遠い昔の記憶が僕の前に蘇る。

君を追いかけて、そのビルの陰で初めてキスをした。
僕の腕の中で、小さくうなずく君に、
もう一度キスをして、僕らは、ひとつになった。
  
あの頃は何ひとつ怖いものなんてなかった。
君が居れば、それで良かった。
君を思う心は誰にも負けたく無かったし、
今もそれは変わらないでいる。

人はたくさんの人を傷つけて、
大人になって行く、誰かが路上でさけんでた。
君は、そうだねと笑いながら、
僕の前から居なくなった。

大人になれない自分と早く大人になりたかった、
君との距離に気づかなかった。

あれから、時が経って、
みんなから、祝福されている君が居る、
きれいになった君に、おめでとうって、
挨拶をしたら、君は少し遠慮がちに、
ありがとうって答える。

いつも何気なく歩く道を
上を向きながら歩いている。

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公開日 2003/01/19
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コメント 最近、恋をしたのだけど、かなわないんだなぁ、、、、、でもその時の気持ちって、切ないけど楽しいよね。
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